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新米訪問看護師が日々勉強したことを書き残していくブログ

【8軒目】こんな時どうしよう?!急変現場に居合わせたら【急変時対応】

みなさんこんにちは、管理人のふくです🌿

 

少しずつ読者さんが増えて、読者さんのブログを読んだり、コメントで少し交流したりとはてなブログが楽しみになっているふくです😊

 

さあ、本日のテーマは訪問看護の急変時対応について」です。

 

私もまだまだ訪問看護歴が浅いので急変時については勉強、勉強、勉強の毎日ですが、まだ数年しか経験していない私でも、病棟看護ではなかなか経験したことのないびっくりな急変現場と、その時の対応について振り返ってみたいと思います。

 

※個人情報保護の観点から、エピソードや事例の中に出てくる利用者さんの名前、年齢、病名、家族背景、社会背景はすべて個人が特定されないよう、内容を変えて記載しています。私が感じたこと、看護として学んだことを書きたいと思います。

 

訪問領域での急変で一番みなさんが経験があるのが

「訪問したら倒れていた」

ではないでしょうか。実は管理人のふくも、これを何度か経験しています💦

原因は様々で、低血糖熱中症、ナルコーシスなどの緊急性のあるものから、眠剤を間違えて朝に飲んでしまって爆睡していたり、低栄養から貧血になり一時的に意識を失っているなどなど…

 

私が経験したものは熱中症が多く、夏場は特にドキドキヒヤヒヤしながらインターフォンを鳴らしていました💦

 

その他にも、「浴室内で気絶している」「インターフォンを押しても応答がなく、窓から見たら倒れている」など訪問ならではの事例も多数あります。

 

ちなみに、浴槽内で意識消失している場面に一度出くわしたことがあるのですが、焦ってすぐに所長に連絡した際に「動かさなくていいからお湯(水)抜いて!そして毛布か何かかけてあげて!そして救急車!」と電話先で所長にいって頂きハッとしました。私はなんとか浴槽から出してあげねば…と焦ったのですが、どう考えても大の大人を女子一人で抱えられるわけもなく。お互い怪我することに繋がりかねないし、低体温を予防するためにもお湯を抜いて救急隊などの人手があるまで動かさない、これが正解なのだと学びました💦

 

訪問看護の急変時は実はできることはほとんどありません。

なにせ、病棟のように救急カートがあるわけでもありませんし、一般の住宅にAEDもないので、本当にスタンダードな急変時対応(心停止していたら心臓マッサージなど)しかできないんですよね。

 

なのでまず既に急変が起きてしまっていた場合は

「救急車を呼ぶか呼ばないか」を先に考え、救急車が来るまでにできることをするしかないんですよね。

 

 

でも、急変が起きる前に訪問看護としてできることは沢山あります。

事業所の先輩たちに急変について不安だと相談した際に教えていただいたことなのですが、それは結局は日々の関わりの積み重ねが大切なのだと教えて頂きました。

 

本当に倒れてしまう前に「どんな症状があったら看護師に連絡するか」を明確に伝え続けること。例えば在宅酸素を使用している利用者さんで一番急変として怖いのはナルコーシスなのですが、「頭がぼーっとしたり、急に生あくびが増えてきたらナルコーシスのサインだから一度連絡して」や、心不全のある利用者さんであれば「急激な体重増加や足の浮腫があったら病状がよくないサインだよ」など急変が起こる前にキャッチできるように、利用者さんに明確に連絡のタイミングを伝えておくことが大切なのだと先輩たちから教えていただきました。

 

利用者さんやその家族の自己管理能力を高め、症状への気づきが結果として急変に至らず早期の受診に繋がります。急変が起きた時の素早い対応も大切ですが、結局は日々の関わりや急変に至るまでに体調の変化を早い段階でキャッチできるようにコミュニケーションを取ることが一番大切なのかもしれません。

 

そんなところで、本日は訪問看護の急変時対応について取り上げました。訪問看護経験者の方、どんな急変現場を経験しましたか?また、急変時に心がけていることがあれば、まだまだ経験の浅いふくに伝授してくださるとありがたいです!笑

 

それでは今日はこのへんで🌿読んで頂きありがとうございました🥰